- 富士登山してみたい
- 高山病とか大丈夫?
- 初心者でも大丈夫?
そんな悩みを解決します。
日本で一番高い山、富士山。
日本で生まれたなら一度は登ってみたいですよね。
今回はそんな富士山に関する記事、『富士登山登頂失敗してきた』です。
富士宮ルートです。
- 高山病とか大丈夫?
- 初心者でも大丈夫?
- 必要な持ち物
- 実際に登ったレポ
2021年9月、実際に富士山に行ってきました!
富士山での注意事項
高山病
高山病とは、高い山に登った時に起こるいろいろな症状の総称です。
- 頭痛
- 吐き気
- 疲労感・脱力感
- めまい
- 眠れない(山小屋などで)
などがあります。
お酒の飲み過ぎにちょっと症状が似ていますね。
対策としては、次のようになります。
- 水分をこまめに摂取する
- 自分のペースで登る
- お酒を摂取しない(前日から)
さすが前日にお酒飲んでから登頂する人は激レアだと思いますが…
ツアーガイドさんのようなベテランでも、かかるときはかかるみたいです。(ペースにもよりますが…)
ちなみに、今回含めて僕は2度富士登山しています。
僕自身はツアーで予約しましたが、高山病にかかっている人は見たことありません。
心配しすぎる必要はないかな、と。
寒さ
富士山に登るとなれば、ほとんどの人が登山道が開通している夏に登るはず。
下界の気温は20 ~ 30℃くらい。
そんなに暑い時でも富士山頂の気温は0 ~ 5℃。
平均風速は10mくらいなので、体感温度は -10 ~ -5℃くらい。
めちゃめちゃ寒いです。
富士山の準備しているときは想像つかないかもしれませんが、上は真冬です。カイロとか持って行く勢いで準備しましょう。
初心者でも大丈夫?
結論:大丈夫です。
ツアーで2度登山しましたが、半数くらいの方が初めての登山でした。
ちょっと体力に自信がない、そんな人はツアーガイド付きのプランで登りましょう。
必要な準備
持ち物
- 雨具(上下セパレートのもの)
- ライト(ヘッドライトがいい)
- 水分1L(山の中では500mlの水が¥400くらい)
- 防寒着(手袋も)
- 携帯電話(電波通じます。忘れる人いないか…)
- 行動食(おにぎり、パン、チョコ、飴など)
- 余分な水分(合計1.5Lあれば安心)
- 小銭(トイレはチップ制、200円とか)
- ステッキ(登山用の棒、持ってない人の方が珍しい)
- 余分な靴下、手袋(雨天時)
雨具(上下セパレートのもの)
雨具は風も通しにくいので、防寒具の役割も果たします。
雨が降って雨具がないなら登山を諦めなければいけないくらい過酷です。
真冬の雨でびちょびちょの中歩き続けられないですよね…
着脱のしやすさと防寒面から、上下セパレートのものをお勧めします。
ライト
100均で売ってるヘッドライトで十分。
ダイソー製、想像以上に明るいです。
防寒具
富士山頂は真冬だと思ってください。
ダウンとかあったら嬉しい。かさばらないやつ。
手袋はスキー用の手袋がいい。
暖かくて防水面も完璧。持ってなかったら友達に借りよう!
カイロやネックウォーマーなどあってもいい。
雨天時
- 余分な靴下、手袋
- ザックカバー(なければリュックの内側にゴミ袋で代用)
- タオル
- カイロ
登る前から雨がわかっている場合の持ち物。
体の先端は冷えやすく、濡れやすいので手袋や靴下の替えが必要。
普通の登山よりも寒くなるので、服の中にカイロを仕込むのもいい。
心構え
『絶対に登り切ろう』よりも『いのちだいじに』
寒さ、高山病、迷子など、山登りにはたくさんの危険があります。
『絶対に登り切ろう』という心持ちは大事ですが、命の方が大事です。
- 想像していたより寒かった
- 登っていると気分が悪くなってきた
- この道、人がいないけどあってる…?
そんなことがあったら、一度落ち着きましょう。
楽しいはずの思い出が楽しくなくなってしまうこともあります。
富士登山レポ
富士山まで
7:30ごろに梅田に集合のバスツアー。
現地で友達と待ち合わせ。今回は2人。
登山道開通期間の最後の土日だったからか、バスはほぼ満員。
7時間くらいのバスの中、緊張と楽しみでほとんど寝れなかった。
花の湯に到着
富士登山といえばここ、と言わんばかりの温泉。
ここで着替えたり、荷物をおいたりします。
お風呂の用意や、着替えなどは不要なのでコインロッカー(有料:¥400)に預けておく。
ここで着替える。
レンタルする人はここで借りる。(多分5合目が使えないせい)
ツアー付きプランはここで昼食バイキング(15時ごろだったが)があった。
SAで食べすぎなければよかった…
1時間ほどしか休憩時間がなかったので、用意してご飯を食べてすぐ、といった感じ。
そのままバスへ乗り込んで、5合目へ。
富士登山開始
花の湯から1時間ほどで5合目に到着。
霧と激しい風の中、登山開始。
気温は18℃。さっきまで暑かったので涼しく感じるが、よく考えると普通に寒い。
いつのも5合目は放火のせいで閉まっていた。
軽食を買えない…だと…!?
ここでトイレをする予定だったのにトイレがない…
と思いましたが、5合目上がって2.3分の距離にトイレがありました。(¥200)
まだまだブログ慣れしていないので人が写ってる写真ばかりですが…
このまま登山開始。時刻は18:00
本当ならここからちょうど山頂が見えます。(帰りは見えました)
霧がひどすぎた。
6合目(18:20)
ものの20分くらいで6合目『雲海荘』につきました。
このペースでいけば2時間もかからないんじゃね…?
と思っていた頃が僕にもありました。
5合目とかって、目安でしかないです。
5→6は20分、6→7(新)は1時間、7(新)→7(旧)は50分。
詳しくは富士登山オフィシャルサイトへ
…?????
7合目2個ある…?
そうなんです。意味わからないですよね。時代によって登り始める場所が変わったとか、山頂まで近く感じてもらうため、とかで変ったらしい。
一番最初の1合が20分は悪意がありすぎる。笑
新7合目(19:25)
太陽が沈んで霧が深くなったので気分は深夜。(↑18:40)
ヘッドライトがなかったらほとんど何も見えない。
そのまま少し歩き続けると新7合目『御来光山荘』に到着。(19:25)
前回はここで寝泊まりし、風が強くて断念した。
バスに同乗していたフリープランの方々はこっちに泊まるらしい。
僕らはもう一つ上の元祖7合目を目指します…
元祖7合目到着(20:20)
歩いた。よく歩いた。
途中雨ざらしにあって大変だったが、危機感を感じるほどじゃなかった。
靴下とスノボ用手袋が少し濡れたくらい。ダメージ的には大したことはない。
このまま休憩。
トイレが無料でできる幸せ。
すると、ガイドの方からお話が…
山頂の風がきついのと、雨で体が濡れているので今回は残念ですが、登頂は断念します…
orz
というとこで富士登山登頂は2度目の失敗。
次回こそ絶対にフリープランで登ろう…
次の日
朝5:10ごろにワンチャンご来光が見える、とガイドさんがいうので早起き。
ご来光を見ることはできませんでしたが、代わりに綺麗な雲海が。
昨日とは打って変わっていい天気になりました。
まあ、雲海=下山すれば霧の中になるのですが…
山荘の都合で7:00に追い出されて下山。
時間があったので6合目の雲海荘でお茶して時間潰し。
下山
来た道を引き返すだけ。
気が緩みやすく、転倒などの怪我が多くなりがちらしいので気をつけて。
特に書くことはなかったのですが、富士山の有名人に会いました。
日本一富士山に登った男、實川欣伸(じつかわよしのぶ)さん。
#出会うまで存在知りませんでしたすみません。
實川さんはこの日、2098回目の富士登山だそうです。
下山完了。
帰りは本当にいい天気でした。5合目のトイレからは山頂が見えた。
あと1日ずれていれば…
まあ、次回の楽しみということで。
花の湯に帰還
花の湯に帰ってきた。
バス同行してた人らと話しながらゆっくり入浴。
サウナ3種類はアツかった。
またまたバイキング。
おまけの富士宮観光
富士宮も30分ほど観光できました。
ジェラートのクーポン券は毎回もらえる。
あえて今回はジェラートに行かずにおみくじ引いてきました。
小吉。なんともいえない。笑
普通のおみくじと違って、富士山型に折ることもできます。
フリープランでも全然登れるという話
今回知ったこととして『フリープランでも全然登れる』ということがあります。
行き帰りのバスが一緒だった大学生男女7人組がフリープランだったみたいで、全員初心者。
帰りの温泉で話を聞いてみると、富士山まで強行したらしい。
夜中は天気が良くて見晴らしも良かったのでなんの問題もなかったとのこと。
これがフリープランの良さですね。
ガイドさんは、もし同行者に身の危険があった場合に責任問題になってしまうので、少しでも危険があると判断したらやめてしまいます。
登山が心配な方はガイド付き、体力に自信がある方はフリープランでいきましょう。
富士山登頂チャレンジ:おわりに
今回も残念な結果に終わりました。
次回こそ、登頂してご来光みながら富士山の山頂でおにぎり食べるぞ!!!