- IT企業に就職したけどスキルアップ方法がわからない
- 基本情報技術者を取りたいけど勉強方法がわからない
そんな悩みを解決します。
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IT企業で働く筆者は基本情報技術者の資格取得済み
基本情報技術者とは
基本情報技術者について紹介します。
ITの代表的な国家資格
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を証明するの国家資格です。
IT企業で勤めるなら取得して損はありません。基礎知識の証明になります。
取得を奨励しているIT企業も多くあります。
ITパスポートを取った後に取得を検討してみましょう。
他のIT関連の国家資格
IT関連の国家資格は他にもたくさんあります。代表的なIT関連の国家資格について紹介していきます。
ITパスポート
ITパスポートはITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
わかりやすく言えばITの入門資格で、直接IT関連の仕事に関係のない人にも役立ちます。
IT企業だけでなく、ITを利活用している社会人や学生向けの資格です。
近年ではどの企業でも「英語力」と同様に「IT力」も重視しています。
ITに結びつけることによって業務の効率化が図られるためです。
ITパスポートを取ろうか悩んでいるあなたはコチラへ→ITパスポート合格体験記
応用情報技術者
名前の通り、基本情報技術者試験のパワーアップバージョンです。
高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者を証明する国家資格。
IT企業でも若い間に持っていると一目おかれる存在になれます。
難易度は高めですが、IT企業で働くのであれば取得して損はありません。
試験内容
試験形態
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題数 | 80問 | 出題数:11問 解答数:5問 |
合格基準 | 6割 | 6割 |
受験費用 | ¥5,700(税込み) |
試験形式
午前と午後に分かれていて、午前が小問形式、午後が大問の選択形式です。
午前は4択の小問形式なので比較的簡単です。
午後は11問の大問の中から5問選んで回答します。
問題の形式は大問によって変わりますが、午前の問題より午後の問題の方が難易度が高く、深い知識が必要になります。
しかし「日本語的にあり得ない選択肢」があることも多く、よく読めば2択や1択になる問題も少なくないのでわからなくてもしっかり問題は読みましょう。
試験時間・出題数
午前は150分で80問。つまり2分で1問ペースです。
複雑な計算問題と見直しのために時間を確保しておきたいので単語問題はわからなければ頭の片隅に入れてとりあえず飛ばしましょう。
午後は150分で大問5問。一つの大問に大体5,6問あるので実質5分で1問ペース。
文章が長いので集中力と日本語能力の両方が必要になります。
合格基準
合格基準は正答率60%以上。
しかし、午前午後の各試験で60%以上を取らなければいけません。
午前の試験で60%を切ってしまうと午後試験は採点すらしてもらえないので注意。
確率論で言えば、半分理解して残りの半分をペン転がしで決めても合格します。w
(理論上は62.5%)
試験日程
春季試験 | 秋季試験 |
4月第三日曜日 | 10月第三日曜日 |
基本的に固定です。
大体3ヶ月前から2ヶ月前にかけて試験の申し込み期間があります。
合格発表は試験実施の1ヶ月後です。
合格率
受験者の合格率は平均すると25%くらい。
ちなみに「申し込み→受験」の段階で受験者は出願者の70%になります。
まずは試験にいきましょう。w
勉強時間
100時間〜200時間と言われています。
2,3時間の勉強を毎日2ヶ月間続けるとペースです。
ITパスポートレベルの知識があれば理解がしやすいと思うので100時間あれば安泰かな、と言うレベルです。
基本情報技術者の勉強方法
基本情報技術者を取得する方の半分ほどが独学です。
オンライン講座などもありますが、僕は独学でチャレンジしました。
参考書を2周
まず参考書を2周します。
いきなりハードに思うかもしれませんが、1周目は雰囲気を掴む。
2周目で覚え切る、を徹底。
この勉強方法は1周に時間をかけすぎるよりも遥かに吸収速度が早くなる方法です。
参考書の練習問題を3回解く
次に、参考書の問題を3回解きます。
間違えた問題は解説部分と共に、参考書の該当部分を読み込んで意味・仕組みを理解します。
過去問を解く
上の2つができたらあとは念のため過去問を解いてみましょう。
過去問はこちら→過去問道場
3年分ほど解いてみて平均が 7.5割 ほどあれば上等です。
よほどのことがない限り不合格になることはないでしょう。
最低でも7割は欲しいところ。
実際に勉強して受験した感想
実際に受験した感想は「やっぱり難しかった」です。
受験したきっかけ
文系卒からIT企業に就職した僕はITに関する知識がなく、客観的な指標となる資格も持っていなかったのでまずITパスポートを取りました。
その後にもう少しランクアップした資格を取得しようと思い、基本情報技術者取得を決意。
試験勉強
まずは本屋で参考書を購入。
その日から通勤時間中、昼休憩中、帰宅してから、と勉強に励みました。
基本的には1日2時間の通勤時間+土日に2,3時間。
大事なのは復習して頭に定着させることなので、ほぼ毎日継続。
いざ、受験
指定の受験場所で受験。
ITパスポートと違って高校受験や大学受験に似た環境で、大きな試験会場で受験します。
午前と午後に同じ席で受験しますが、午前試験で60%取れないと確信した人は午後試験にいなくなりました…
午前試験は過去問から6割が出題されるので過去問を極めたら午前で落ちることはまずないでしょう。
僕は参考書に載っている分しか過去問をやっていなかったので時間がギリギリでした。
過去問道場は目を通しておいた方が良いです。
おすすめの参考書
僕が使った参考書は「かんたん合格基本情報技術者教科書」です。
教科書の章末ごとに問題集がついているので頭に定着させやすい。
さらに、特典としてスマホ版をダウンロードできるので暇な時間にさっと復讐することもできます!
僕個人的な決め手となったのは圧倒的安さです。
他の参考書よりも良心的な値段設定でした。
基本情報技術者合格体験記:まとめ
基本情報技術者の知識は、IT企業で働く人の理解の助けになります。
難易度はやや高いですが、ITに関わる職業の方は持っていて損のない資格です。取得しておきましょう。
では、合格をお祈りしています。