- 将来のために何か勉強したい
- FPってそもそも何?
- FP3級の勉強法を知りたい
そんな悩みを解決します。
- FP3級って何?
- きんざいと日本FP協会のどちらで受けるべき?
- 試験内容
- 実際に勉強して受験した感想
- おすすめの参考書
筆者はFP3級試験に一発合格しました。
FP3級とは
FPって何?美味しいの?
という意見が来そうなのでまずは説明。
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、家計に関わる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を備え、一人ひとりの将来の夢がかなうように一緒に考え、サポートする専門家です。
日本FP協会
はい。わかりづらいですよね。
簡単に説明すると、お金の基礎を教えてくれる資格です。
僕はこれまでIT系の資格や、インストラクター系の資格、大学生の大好きな秘書検定2級(笑)など取ってきましたが、一番人生に役立つと感じました。
FP3級は何のための資格?
将来について考えることってありますよね?
新築庭付きの一軒家に住んで、子ども3人とゴールデンレトリバーと暮らしたい。
休日にはキャンプに行きたいから車はミニバンかなぁ。
老後は田舎でゆっくりとした時間の流れで生きていきたいなぁ。
…それってお金足りますか?
きついこと言いますが、世の中お金がなければできることはかなり限られてきます。
なのに、将来のお金のことまで考えずに生きている社会人は多いです。
自分の稼ぎから将来の夢を現実にするためにはどうすればいいか、それを考える第一歩としての資格です。
FP3級って何を勉強するの?
大きく分けると以下の6つです。
ライフプランニングと資金計画
社会保険や公的年金について学びます。
社会人になると「社会保険料控除」として天引きされているお金は何に使われている?
そう言う時に助けになってくれる?
知識がなければお金を払うだけ払って恩恵を受けられないこともあります。
リスク管理
生命保険や損害保険について学びます。
生命保険は保険会社の人にお勧めされた保険に入ってる!
早くから始めた方がお得って言われたからとりあえず入った!
中途解約しない限り元本切ることないみたいやし!
こんな感じの社会人は絶対に勉強すべきです。
公的保険の保証範囲、本当にその額の終身保険が必要なのか。
無駄に超高額な保険を加入させられているのを見ると悲しくなります。
身近な保険会社で働いている人は終身保険入っていますか?
一番詳しい人が入っていないと言うのはそう言うことです。
金融資産運用
株式や投資信託など、金融商品について学びます。
株って素人がやるとギャンブルになるんじゃないの?
借金とかしたくないし…
僕もそう思っていた時代はありました。
確かにギャンブル性の高い株式の運用方法もあります。
しかし、個人向け国債や投資信託など、比較的堅い投資方法も多く存在します。
適正なリスクを取れるようになりましょう。
タックスプランニング
税金について学びます。
給与所得しかもらっていない人にはあまり興味の出ない分野に感じるかもしれません。
しかし、サラリーマンにもできる節税方法もあります。
流石に、ふるさと納税はやってますよね…?
不動産
不動産について学びます。
不動産事業する気ないんだけどなぁ…
不動産事業する人だけに関係する分野ではありません。
マイホームを買いたい!引っ越したい!と言った時に役立つ知識も学べます。
相続・事業継承
相続と事業継承について学べます。
まだ先のことだから大丈夫でしょw
そんなことはありません。
急死した親が資産だけでなく負債を残したらどうすればいい?
相続税を少しでも抑えるにはどんな方法がある?
相続する(される)ギリギリに知っても遅いことはたくさんあります。
きんざいと日本FP協会のどちらで受けるべき?
FPの試験を受けようとするとまず1番に差し掛かる疑問は「試験機関が2種類ある」ことです。
「きんざい」と「日本FP教会」の二つです。
ちなみに、僕のおすすめは「日本FP協会」です。
試験機関が違うと、資格は同一でも試験の内容が変わります。
試験内容の違いについて説明します。
きんざいの特徴
- 過去問通りの問題が出やすい
- 範囲が狭い
きんざいは過去問からの引用が多いため、資格試験や受験が得意な人向けです。
過去問をしっかりやれば受かります。
日本FP協会の特徴
- 簡単な問題が多い
- 1問の配分が低い
日本FP協会はきんざいと違い、新聞などを題材にしたものが多く、より実践的な問題が多いです。
しかし、問題の傾向的に広く浅いため、教材を一通り読めば受かると言えます。
合格率もFP協会の方が高いので、過去問をひたすら極めない限りは日本FP協会に軍配が上がるでしょう。
試験内容
試験形態
午前 | 午後(きんざい) | 午後(日本FP協会) | |
---|---|---|---|
試験形式 | マークシート(三答択一) | マークシート(三答択一) | マークシート(三答択一) |
試験時間 | 120分 | 60分 | 60分 |
出題数 | 60問 | 事例形式5題 | 20問 |
合格基準 | 6割 | 6割 | 6割 |
受験費用 | ¥5,700(税込み) |
試験形式
午前と午後に分かれていて、午前が小問形式、午後は試験機関によります。
午前は○×と三答択一なので比較的簡単です。
午後のきんざいは事例形式で大問5題の三答択一です。過去問を周回すれば問題ないでしょう。
午後の日本FP協会は午前と同じように三答択一です。
しかし「日本語的にあり得ない選択肢」があることも多く、よく読めば2択や1択になる問題も少なくないのでわからなくてもしっかり問題は読みましょう。
試験時間・出題数
午前は120分で60問。つまり2分で1問ペースです。
計算問題と見直しのために時間を確保しておきたいので単語問題はわからなければ頭の片隅に入れてとりあえず飛ばしましょう。
午後のきんざいは60分で大問5題。
一つも大問に12分計算です。時間的には余裕があります。
午後の日本FP協会は60分で20問。1問あたり3分ペースです。
午前より少し難しい程度なので同じ感覚で解き進めましょう。
合格基準
合格基準は正答率60%以上。
しかし、午前午後の各試験で60%以上を取らなければいけません。
午前の試験で60%を切ってしまうと午後試験は採点すらしてもらえないので注意。
確率論で言えば、半分理解して残りの半分をペン転がしで決めても合格します。w
(理論上は66.7%)
試験日程
1月、5月、9月で基本的に固定です。
大体3ヶ月前から2ヶ月前にかけて試験の申し込み期間があります。
合格発表は試験実施の1ヶ月後です。
合格率
受験方法にもよりますが、受験者の合格率は平均すると70~80%くらい。
勉強時間
80時間〜150時間と言われています。
1,2時間の勉強を毎日2ヶ月間続けるとペースです。
FP3級の勉強方法
FP3級を取得する方のほとんどが独学です。
オンライン講座などもありますが、僕は独学でチャレンジしました。
参考書を2周
まず参考書を2周します。
いきなりハードに思うかもしれませんが、1周目は雰囲気を掴む。
2周目で覚え切る、を徹底。
この勉強方法は1周に時間をかけすぎるよりも遥かに吸収速度が早くなる方法です。
参考書の練習問題を3回解く
次に、参考書の問題を3回解きます。
間違えた問題は解説部分と共に、参考書の該当部分を読み込んで意味・仕組みを理解します。
過去問を解く
上の2つができたらあとは念のため過去問を解いてみましょう。
3年分ほど解いてみて平均が 7.5割 ほどあれば上等です。
よほどのことがない限り不合格になることはないでしょう。
最低でも7割は欲しいところ。
実際に勉強して受験した感想
実際に受験した感想は「やっぱり簡単だった」です。
受験したきっかけ
そもそもなんでFP3級に?
恥ずかしい話ですが、生まれが裕福でなかったのでお金の勉強だけは人一倍こなしてました。
こんな思い自分の子どもにはさせたくないな…と思いまして。
お金の勉強をしていると、あらゆるところで「FPの資格はいい」「お金の基本がわかる」と言われていることが多々あったのでチャレンジしました。
今の時代、大体の幸せってお金で買えるんですよ…(切実)
試験勉強
まずは試験申し込み。そして本屋で参考書「みんなが欲しかった!シリーズ」を購入。
その日から通勤時間中は勉強に励みました。
大事なのは復習して頭に定着させることなので、ほぼ毎日継続。
いざ、受験
指定の受験場所で受験。近くの大学でした。
男女比がもうすごくて、2:8くらいでした。
最近受けた資格がIT系だったので違和感しか感じませんでした。w
試験自体はすごく簡単で、過去問チラ見すれば受かるでしょう。ってレベル。
考える問題もほとんどないので知っている知識を選ぶだけ。
おすすめの参考書
僕が使った参考書は「みんなが欲しかった!FPの教科書」です。
カラーでわかりやすく、教科書の章末ごとに問題集がついているので頭に定着させやすい。
さらに、特典としてスマホ版学習用をダウンロードできるので暇な時間にさっと復讐することもできます!
僕個人的な決め手となったのは圧倒的安さです。
他の参考書よりも良心的な値段設定でした。
FP3級合格体験記:まとめ
FP3級の知識は、生きていく上で必ずあなたの助けになります。
自分の身を守るだけでなく、周りの人が人生に困っている時に助けることができる、アドバイスすることができる素晴らしい知識です。
難易度は低めですが、持っておいて損することのない資格です。
より良い人生設計のためにもチャレンジしてみましょう!
では、合格をお祈りしています。