スノボで骨折?
そんなん骨弱い人だけやろwww
そう思っていた時期が僕にもありました。
と言うのも、先日スノボでぶっこけて骨折してしまいました。
本記事は今まで骨折したことがなかった自分の骨折体験談です。
- 肋骨を折った瞬間
- 肋骨を骨折してから完治するまでの日常生活
- 肋骨骨折の治療方法
骨折の瞬間
その日は「スキージャム勝山」通称「ジャム勝」という福井のスキー場にいました。
2019-2020シーズンは例年以上の暖冬でしたが、直前に大雪が降って全面滑走可能になりテンションは爆上がり。
しかし当日の天気はガタガタで、ホワイトアウトが起こることもありました。
グラトリミスって大転倒
ホワイトアウトが起こるような吹雪の中グランドトリックと言われる「スノボでイキる技」の練習をしていた時でした…
ドサッッッッッッッ!!!
ボクシングの構えのような形で前向きにダイブし、右肘が肋骨にクリンヒット☆
見事な大転倒でした。といっても、一瞬のことだったのではっきり覚えていません。
激痛とともに息ができなくなる
転倒すること自体は多々あったのですが、今回明らかに違ったのが息ができないと言うこと。
激痛に耐えながらうずくまっているところに友人が駆けつけてくれました。
当時はホワイトアウトで、白いウェアを着ていた僕の衝突を防ぐために隣にいてくれたそう。
なんて優しい…
大丈夫?立てる?
どこ打った?
すごく心配してくれるのはありがたいのですが、息ができない状態なので返事ができない…
痛みは3分で消えた
プロボクサーってこのレベルのパンチを平気でくらってるんかなぁ…
出産の痛み経験できる装置試してみたいって思っとったけどこれより痛いなら耐えれん…
激痛の中、こんなしょーもないことを考えていました。
3分程うずくまっていると痛みがマシになったのでレストハウスまで降りて休憩。
しばらくすると痛みは残るが滑れるようになったので何事もなかったかのように滑り倒しました。
この時は打撲かその程度だと思っていました。
肋骨を骨折してから完治するまで
骨折すると翌日からが地獄です。
それは朝始まった瞬間から始まります…
最初の1週間
起き上がれない
ズキッッッッッ!!!
翌朝、目覚めて起きようとした瞬間に激痛が。
昨日のことを忘れようと思いましたが不可能でした。
起き上がろうと前屈みになった瞬間に激痛が起きます。
起き上がれない…だと…!?!?
試行錯誤し、起き上がる方法を見つけました。
- ゆっくり横向きになる(折れていない方が下にくるように)
- 地面を押すようにそっと起き上がる
つまりは体の前面を少しでも曲げないようにすることが大切。
日常に潜んでいるたくさんの地獄
みなさん知ってました?
日常生活の行動って常に肋骨の柔軟性が支えてくれているんです。
これらが全て地獄と化します。
仰向けや横向きに寝る
肋骨が折れていると横向きに寝ることも許されません。
仰向けは挑戦すらしていませんが更に折れそうな気がします。
寒い時って丸まって寝たくなるじゃないですか。アレすらできないです。
寝返りをうつなんてもってのほか。
夜中激痛で起きることも多々あります。
咳をする
咳は生理現象なので防ぎようがありません。
マスクや加湿器でひたすら湿度を上げましょう。
また、喉をうまく使えば負担が軽減されます。
咳払いのように喉だけでなんとか咳を完結させましょう。
くしゃみ=死
一番ヤバいのはくしゃみです。こればっかりはもうどうしようもない。
くしゃみが出たときが最後です。
くしゃみって空気吸い込んでから一気に吐き出すんですよね。
ウイルスをぶっ飛ばすために普通じゃありえない速度で空気を吐きます。
つまり半分無意識で肺付近の筋肉を一気に収縮させるのでそれはもう言葉に表すことのできない激痛に襲われます。
骨折した時を彷彿させられるレベルです。
僕は季節にかかわらずたまにくしゃみが出るのですがこれがまた地獄。
花粉の季節であれば僕は生き延びることができなかったでしょう。
2週間目
もしかして折れてる…?
骨折してから1週間がたった頃にあることに気づきます。
さすがに痛みが長引きすぎじゃないか?
そう思った僕はもしものことを思い、まずは「肋骨 骨折」でググりました。
そうです。
このころ僕はまだ病院に行っていないのです。
調べた感じ肋骨って簡単に折れるみたいですね。
- 咳のしすぎで肋骨骨折
- ゴルフのスイングで肋骨骨折
- 机やタンスの角とぶつかって肋骨骨折
本当か?と疑いたくなるようなことで骨折するみたい。
1週間経っても痛みが続くなら病院行った方がいいと思うよ。
そういった言葉もあり、病院に行くことにしました。
病院での検査結果:第六肋骨骨折
病院に駆け込みました。
結果は「第六肋骨骨折」
全治2ヶ月。
肋骨って12本あるのですが、その上から6本目が骨折しているそうです。
治療方法
病院では湿布を渡されました。
姿勢矯正用のサポーターもいるか聞かれましたが自前のサポーターがあったのでお断りしておきました。
貧乏性…
基本的に治療方法はなく「安静にしているだけ」だそうです。
3週間目
3週間目にもなるとくしゃみ以外では痛みを感じることがほとんどなく、普通の暮らしができるようになります。
寝返りがうてるようになったので睡眠も安定します。
上半身の筋トレはまだ厳しいところがありますが小走りくらいなら全然問題なし。
1ヶ月目〜完治まで
痛みがなくなります。
くしゃみでも痛みを感じません。
肋骨に直接圧がかかることをしなければ健常者として生活できます。
筋トレ(腕立て・腹筋・スクワット)も問題なしです。
完治まではまだらしいですが体感的には完治しています。
スノボで肋骨を骨折してからの日常生活:おわりに
初めて骨が折れて感じたことは「体を鍛えていようが骨は折れる」です。
普通に考えると当たり前ですが、当時はなぜか折れないと信じていました。
日常生活で肋骨(と胸筋・腹筋)がどれだけ活躍しているかも感じた良い経験。
ちなみに余談ですが「肋骨」と書いて「ろっこつ」とも「あばらぼね」とも読めることを初めて知りました。
健康って大事。