【体験談】ICL手術を受けてきた【元コンタクト勢】

【体験談】ICL手術を受けてきた【元コンタクト勢】 暮らし
スポンサーリンク
  • レーシックとかICLってよく聞くけど実際どうなの?
  • ICLやってみたいけど踏み切れない

そんな悩みを解決します。

小学校の頃からゲーム大好きっ子で、視力検査は毎回最低判定だった筆者。

メガネとコンタクトの経験を経てICL手術を受けることになりました。

ICLを受けるか迷っている方にオススメの記事です。

記事の内容
  • ICL手術を受けようとしたキッカケ
  • ICL手術前後レポ
  • ICL手術のメリットとデメリット
  • ICL手術を受ける際の注意点
記事の信頼性

小学校の時にゲームのしすぎで目が悪くなった。
メガネ、コンタクトを経てICL手術を受けた筆者が、手術の経過やICLの感想を紹介します。

関連記事【比較】ICLとレーシック、リレックススマイルを比べてみた

スポンサーリンク

ICL手術を受けようとしたキッカケ

ICL手術を受けようとしたキッカケ

視力が圧倒的に悪かった思春期

小さい頃から視力が悪く、「目が良い」ことへの憧れが強かった。

「ブルーベ○ーアイ」などのサプリを飲んでも一向に変わらず、中学に入る頃にはメガネに。

思春期の見た目を気にする時期だった僕は授業で文字がどうしても見えない時以外メガネを付けなかった。
いわば望遠鏡のような使い方をしていた。

中学3年の時、後輩の影響を受けてコンタクトデビューすることにした。

コンタクトを付けた瞬間、世界が変わった。

コンタクト生活に慣れた学生生活

高校時代、ずっとコンタクトを付けていた。
オールをした日には付けっぱなしのまま寝ることもよくあった。

しかし、事件が起きた。
定期検診で眼科に行った時のこと。

先生「そのコンタクトを使い方を続けていたら近いうち失明するよ。

原因はコンタクトを長時間付け続けていることによる酸素不足で、血管が黒目にさしかかろうとしているとのこと。

高校時代の僕は、学校→バイト→ナイトツーリング→仮眠→学校…

なんて生活を送っていた。
コンタクトを一日に8時間しかつけれないことは知っていたが、気にしていなかった。

以降、失明が怖くて学校はメガネで通うように…

知り合いが視力矯正をし始めた

社会人になってから、ある程度見た目を気にするようになった僕ですが、ずっと気にしていたのがメガネ。

基本はメガネ生活で、土日や予定のある日のみコンタクト生活をしていた。

そうするうちに、平日の急な誘いに行くことを、ためらってしまうようになった。
万全の見た目じゃないと、写真に写りたくないのだ。w

そんなことを思っていた矢先、知り合ったボートレーサー志望の女の子と会話する機会があった。

その子が「リレックススマイル」の手術を受けたばかりで、人生が変わった、とのこと。

リレックススマイルとは、いわばレーシックの進化バージョンのような視力矯正手術のこと。


それを聞いた瞬間から、視力矯正手術が頭から離れなくなった。

気がつけば1ヶ月後にはICL手術を受けることを決意していた。

ICL手術前後レポ

ICL手術前後レポ

手術前検診

決意してからはすぐに検診を予約。

検診の3日前からコンタクトは禁止される。
普段仕事ではメガネだったため何の問題もなし。

視力や眼圧、内皮、レフケラ…
様々な検診があった。

眼科あるある(?)の気球を眺めたり、空気を当てられたり、視力検査させられたり、光をボーッと見つめたり。

1時間ほどの検査の結果、緑内障予備軍の可能性があった。w
(後日の検査では問題なさそうだった)

そんなこんなで検診を終え、2週間後に手術の予定を入れた。

その日は、目薬(手術3日前から挿すやつ)と保護メガネをもらい、帰宅。
瞳孔を開きっぱなしにする目薬を打たれたせいで全てが眩しくてピントが合わなかったのが懐かしい。

保護メガネは自分で買っておこう。
病院で買うと倍以上する。
しかもデザインが驚くほどダサい。

手術前検診を受ける時は自動車運転できないです。
自動車で行かないで。

手術当日

手術前検診

3日前からの目薬を一日4回しっかりと挿し、当日を迎えた。

手術から3日間は洗髪禁止のため、しっかりお風呂に入ってから病院へ。

部屋に入ると、十数秒ほど目を検査され、3種類の目薬と2種類の錠剤をもらった。
今日から服用する薬たちだ。
あと、理科の実験で使いそうな保護メガネ。

人生初の手術、しかも「目という失敗したら取り返しのつかないような部位の手術」に怯え始める。

別室(手術室の前の部屋)に呼ばれ、それっぽい服と髪の毛をまとめるネットを被せされ、フカフカの一人掛けソファに案内された。

そこから30分ほど、待機。
5分に一回くらいのペースで点眼される。

もうこの霞みすぎた世界を見れないと思うと寂しくなって、0.03未満の視力で外を眺めていた。
都会のど真ん中の17F。景色はまあまあだった。(見えてない)

目に軟膏を塗られ視界が悪くなったところで、両手を持たれたまま手術室へと連れて行かれた。

手術開始

いかにも手術室っぽい部屋のど真ん中にの席に座らせられた。

ゆっくりと寝かされ、右目の部分だけ空いているシートを顔に被された。

ゆうき
ゆうき

え?麻酔は?
自力で目を開け続けるの?
閉じちゃったらどうしよう。

そんなよくわからないことを考えていたら手術開始。

「目をしっかり開けて光を見続けてくださーい」

完全に目を開けた状態で固定された。安心。
にしても眩しすぎる。目がおかしくなりそうだ。

と思ったら、目にイソジンのようなものと水をぶっかけられた。
乾燥予防かな。

そのまま見える状態で手術開始。
めちゃめちゃ怖かった。

目に何かを挿した時は勝手に違う方向に眼球が動かされた。

ゆうき
ゆうき

光を追い続けるべき?

力抜くべき?

よくわからないまま手術が続行。

もちろん麻酔が効いているので目に激痛が走ることはないが、押さえつけられているような痛みはある。
右足の指をクネクネさせて耐えた。

眼球への水分補給や手術の過程で、見続けているライトが赤っぽくなったり、紫っぽくなったり、視界が歪んだり。
控えめに言って怖すぎた。

終盤には、目に何か刺された状態で近くの機械が唸り出した。
「ゔゔゔゔぅぅぅぅぅぅぅん」
それと同時に少しずつ白くなっていく世界。

このまま見えなくなったらどうしよう。
視界がない人生って何を楽しんだら良いんだろう。
視覚障害者の人生について考え込んだ。
時間にすると30秒くらいだが、永遠のように長く感じた。

機械が黙ると、視界が少しマシに見えた。
イソジンと水で眼球を洗い流された後、眼球に軟膏を塗りたくられて手術が完了した(片目)

ここまで約10分の手術。

全く同じ作業が左目も実施された。

手術直後

そのまま手術室を出て待合室へ。
目薬の味がダイレクトに喉にきて気持ち悪い。

落ち着いたら先ほどいただいた目薬を挿してくださいとのこと。

視力がよくなったのはわかる。
軟膏を塗りたくられているのと、瞳孔が開きっぱなし(薬の影響)になっているので景色は見れない。
ピントが合わないのでスマホの文字も見えない。
なんて不便な眼球だ。

そんなことを思いながら、軟膏まみれの目の上から保護メガネし、帰宅。

視力が落ちつかないのは瞳孔のせいだ、と言い聞かせて寝ることにした。
スマホの文字はほとんど読めない。

正直、この時から、手術が失敗したのでは…?という不安が頭の片隅にあった。

手術翌日朝

翌朝5時。

アラームもなく目覚める。
保護メガネはしっかりついている。安心。

景色はうまく見えないが、カーテンから差す光が見える。
よく見てみると、光が3重になって見える。

見間違いか?と思い、スマホの画面をみるも、ピントが合わない。
目から30cmほどの距離で1cmほどの誤差がある。

元から視力の良い人にはわかりづらいだろうが、例えるならハンコを2重に押してしまった時のような感じだ。

手術は失敗した…。

今日の検診ですべて言おう。
手術中に光追いかけて視線変えようとしたのが原因かな…

なんて思いながら、寝ようとするも、寝れずにいた。

朝8時頃、諦めてしっかり起きることを決意した。

あれ…見えるぞ…?

朝の視線のピントの件も落ち着いていた。
死ぬほど安心した。
安心の気持ちから眠れそうなくらいに安心した。

このまま物がしっかり見えない世界に連れて行かれるのかと思った。

朝の点眼を済ませるも、麻酔が切れて初めての目薬は激痛すぎた。
レモン汁かと錯覚するような激痛に悶えた。

手術翌日昼

翌日検診があったので昨日手術してもらった眼科へ。

この頃には視力は安定してきた気がしている。
しかし、手術直後の軟膏がまだ目にあるので見づらい。

目を洗い流してもらい、視力検査や眼圧検査などを実施。
視力は1.5だった。
完璧すぎる。

検診はあっけないほど一瞬で終了した。

手術翌日夜

ハローグレアなどが気になる、と言われるのが夜なので景色チェックをしてみた。
見える…見えるぞ…!!!(ムスカ風)

夜の景色が悪くなる、と聞くので確認してみるも想像していたほどではなかった。
しかしICL特性上、強い光があると光の輪が見えてしまう。

ハローグレアは思っていたほど酷くなさそう。

レーシックした友人から、夜に運転するのが怖くなったという話を聞いたが、ICLなら問題なさそう。

こんな感じでしばらく経過を呟くので細かい経過はハッシュタグ見てください。

こちらから見れます→#ゆきほねICLログ

ICL手術のメリットとデメリット

ICL手術のメリットとデメリット

メリット

  • 災害時も安心
  • 寝起きから景色が綺麗
  • 裸眼で過ごせるようになる
  • ランニングコストがかからない
  • 激しいスポーツやマリンスポーツで気にならなくなる
  • コンタクトのつけ外しやメガネを探す、という作業がなくなる

デメリット

  • 費用が高い(40~80万)
  • ボートレーサーはICLを挿入できない
  • ハローグレアで夜間の光が若干気になる(個人差あり)
  • レンズがオーダーのため、時間がかかることがある
  • ICLの真ん中に開いている穴のせいで、光の輪が見えることがある

ICL手術を受ける際の注意点

ICL手術を受ける際の注意点

とりあえず領収書は取っとけ

ICLは自由診療なので、保険が効きません。全て自費です。

しかし日本には医療費控除なるものがあって、年間10万円を超える医療費は税金から控除されます。

だからとりあえず領収書だけは取っときましょう。

確定申告の必要があるのでめんどくさいですが、一般的なサラリーマンだとだいたい2割くらい還ってくるのでしっかり確定申告しましょう。

年額の10万円と2割という数字はあくまで参考値です。収入によって変わるので調べてみてください。

ICL手術後は検診がいっぱい

ICL手術は、目の手術なので術後の経過がとても大切です。

よって、検診が何度もあります。
面倒くさくなっちゃいそうですが、視力を失わないためにもしっかり通いましょう。

手術前に遊びの予定立てないように!!!

  • 翌日検診
  • 1週間後検診
  • 2週間後検診
  • 1ヶ月後検診
  • 3ヶ月後検診
  • 半年検診
  • 1年検診

ICL患者
ICL患者

もっと自由にさせてくれ…

こんなに。
ちなみに、1年後以降は1年おきに検診が必須らしいです。

ICL手術の前後にしてはいけないこと

目の手術ということもあり「手術前後にはしてはいけないこと」があります。

日帰りの手術ですぐ終わるから遊びの予定立てちゃった…

なんてことにならないように、紹介していきます。

あくまで僕が手術を受けた医院の話です。他もたいして変わらないようなので参考程度に。

手術1週間前からしてはいけないこと

  • 予防接種

ICLの手術前に予防接種受けに行こう!なんてことは滅多にないでしょうが、一応。

手術3日前からしてはいけないこと

  • コンタクトの使用

コンタクトの種類に関わらず禁止です。
最後のメガネ生活楽しもう…

手術後、当日のみしてはいけないこと

  • 入浴
    →首から下のシャワーのみ可能
  • 化粧水など、制汗剤、香水、口紅、ボディクリーム
    →化粧水などは目の周りを避けて使用可能
  • デスクワーク
  • 自動車の運転

女子力が欠乏した一日になりそう。

翌日は検診に行かなければいけないので、どっち道、って感じですね。

ピントが使い物にならないので、視力に頼ることはできません。
自動車の運転なんて論外です。

手術から3日間してはいけないこと

  • 洗顔
  • 洗髪
  • 飲酒

洗顔はまだしも、洗髪できないのは地獄です。
夏なら死んでました。w

ドライシャンプーならギリOK…なのか…?

どうしても髪の毛を洗いたくなったら、美容院に洗髪だけしてもらいに行きましょうw

手術から一週間してはいけないこと

  • アイメイク、ファンデーション
  • 軽い運動(ジョギングなど)
  • 国内旅行
  • 予防接種
  • 保護メガネ(一週間はしなくてはいけない)

メイク除いて、この辺は毎日するもんじゃないので影響ないでしょう。

保護メガネは1週間しなくてはいけませんが、推奨は1ヶ月だそうです。
目の傷が癒えるのに2週間ほどかかるそうなので、支障がなければ2週間はつけておきたいところ。

手術から1ヶ月間してはいけないこと

  • まつげパーマ、まつげエクステ
  • 激しいスポーツ(ゴルフ、海、水泳、スキー、球技など)
  • 温泉
  • サウナ
  • 海外旅行

できないと地味に痛いものが並びます。

激しいスポーツの境界線がいまいち分かりませんが、大人しくしときましょう。
目は一生物です。

【体験談】ICL手術を受けてきた:おわりに

【体験談】ICL手術を受けてきた:おわりに

視力って、良いに越したことないのですが、視力が悪かった時には気づかなかった事もたくさんあります。

自分や友人の肌質、周りの目、などです。

知らぬが仏って言葉もありますが、視力が良くなって(初めてメガネつけた日)仲良くしていた女の子の肌荒れに気づいた時は複雑な気持ちでした。

視力が悪いと周りの目って気にならないんです。
コンタクト外すと「自分が見えてないから周りも見えてないだろう」マインドになっちゃいます。
僕だけかもしれませんが。

「井の中の蛙大海を知らず」なんて言葉がありますが、逆に考えれば井の中の蛙は自分の井戸しか知らないから幸せに暮らせている。
大海を知って反骨心で頑張れるカエルもいれば、自分の無力さに絶望してしまうカエルもいる。
知らない方が幸せな事も世の中にはたくさんありますよーって話。

話が逸れてしましました。
視力と関係ない話はここでおわりっっっ!!!

結論、僕はICLをしてよかったです。
費用は確かに痛かったですが、生涯賃金からすれば微々たる出費。
これでこの先裸眼で生きていけるならOK!って感じです。

参考になれば幸いです。
人生変えましょう。

関連記事【比較】ICLとレーシック、リレックススマイルを比べてみた

タイトルとURLをコピーしました